私たち小売業は、お客様に役立つ仕事をしなければ、企業としての存在価値がありません。 お客様が何を求めているのかを常に考え、自ら吟味した商品を集荷して提供し、生活が少しでも豊かになる手助けをする。 そんな役割を少しでも果たせるよう、お客様の視点で生活をとらえ、考え実行する必要があります。 また、こういった仕事を通して自らも成長していける職場でありたいと私たちは考えています。 知識や経験を増やすのはもちろん、人とのお付き合いにより、教養を深め、人間性を深めて、 ひとりひとりが自己育成する機会がたくさんある環境づくりに努めています。 特に食料品は、生きていくために必要不可欠なものであり、また健康な生活を送る上でも欠かせないものです。 住民の皆様が、安全で安定した食生活を送れるよう、私たちは細心の注意とたゆまない努力を重ねなければなりません。 食料品そのものの知識はもちろん、生活環境の変化による食生活への影響、地域や風土に則した料理、伝統の味や素材など、 食に関して学ぶことは数多くあります。 こうした食品スーパーとしての仕事が、お客様の豊かな食生活の一助となり、さらには自分自身が豊かな人間として 成長していく糧となることが何よりも嬉しいのです。 まだまだ会社としては規模は小さく、毎日が試行錯誤の繰り返しですが、着実に成長を続け、地域の皆様に喜ばれる店作りを目指します。 もちろん店舗数の増加も重要ですが、企業の基本ともなる「人」の成長を尊重し、豊かな人間性を大切にした事業展開を常に心掛けてまいります。 近年、小売業もシステムや規模、本部の力だけで勝ち残れる時代ではありません。 特に食品スーパーは、社員ひとりひとりの力がお客様の信頼を作り、ひいては店の収益性を左右していきます。 そのような意味では、さらに競争の激しくなるこれからの時代は、本当に求められる店だけが残る良い時代になると言えます。 当社も、輝いて生きる企業であるために、さらなる努力を続けてまいります。

株式会社シバタ　代表取締役 大久保　守晃